ドイツ戦時中のFeldpostスタンプ付きエンタイヤの束、歴史的価値あり。
大量コレクションの処分です。
一部手紙が入っているものもあります。
以下軍事郵便ユニット番号から読み取った所属部隊情報：
■ 軍事郵便ユニット番号 58884:
原文:
Stab Marine-Artillerie-Abteilung 616
Stab u. 1.-5. Batterie Marine-Artillerie-Abteilung 616
日本語訳:
第616海軍砲兵大隊本部および第1〜第5中隊（砲兵中隊）
概要:
「Marine-Artillerie-Abteilung」はドイツ海軍（Kriegsmarine）に属する沿岸防衛用の砲兵部隊です。これらの部隊は主に占領地に設置された沿岸砲台や海峡要塞、防空設備などを運用していました。第616大隊はその一つです。
駐屯地と参戦履歴（確認できる範囲）:
1943年以降：フランスのノルマンディー地方に展開していた記録があります。
1944年6月以降（連合軍ノルマンディー上陸）：連合軍の進攻に直面し、各砲台が空爆・砲撃を受けて崩壊もしくは撤退を余儀なくされたケースが多いです。
海軍砲兵大隊はドイツ本土の北海沿岸にも展開されていましたが、第616大隊は主に**フランス西部（大西洋壁沿岸）**に配置されていたと見られます。
■ 軍事郵便ユニット番号 54929:
原文:
4. Landungs-Flottillen-Kommando
日本語訳:
第4揚陸艦隊司令部（第4上陸小艦隊指揮部）
概要:
「Landungs-Flottillen」はドイツ海軍における揚陸用部隊（小型舟艇や上陸用舟艇による輸送・上陸作戦）を編成した部隊です。港湾の占領や兵員・物資の沿岸輸送などを担当。
駐屯地と参戦履歴（判明している範囲）:
1943年～1944年頃：バルカン半島およびアドリア海沿岸（ユーゴスラビア、イタリア方面）で活動していた可能性があります。
任務内容：イタリア降伏後のドイツ軍のアドリア海制圧や、パルチザン掃討のための兵員上陸支援など。
ドイツ海軍のLandungs-Flottillenは連合軍上陸作戦への対応、あるいは自軍による戦術的上陸支援のために多用されました。
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